先月Akino&Wizardsのミュージックビデオ(MV)を2本公開しました。
「夜明け前の歌」
「Sleeping Beauty」
です。
最初に作ったのが「夜明け前の歌」でした。
これを作ったきっかけは、単純なものでした。
「MV作ったら、観てくれる人いるのかな?」
ちょっとした好奇心で、プロモーションみたいなことは全く考えていませんでした。
軽い気持ちでK.K.WizardがPCに向き合いましたが、動画の素材があまりにも少なかったので手持ちの風景写真やアーティスト写真を組み合わせてスライドショー風に仕上げました。
それだと物足りないので歌詞をつけましたが、結果的にこれが良かったと思います。
リスナーの目線になってみた時に、やっぱり歌詞を知りたいな、と思い、その気持ちに素直にしたがってみました。
手作り感満載の仕上がりですが、曲の世界にあっているものが出来たと思います。
映像が音楽の邪魔をしてないなと。ちょうど良いバランスだなと。
その音楽を作っている本人が動画も作ることのメリットかもしれません。
やはり主役は曲なので、映像を追うあまりに曲の印象が薄れてしまってはいけないと思います。エラソーに語ってすみません。。。
作業時間2時間ほどでした。
早いか遅いかわかりませんが、すごく集中したのでまあまあ疲れました。(笑)楽しかったですけど。
動画を公開したら意外と再生してもらえたので、気をよくしたK.K.は「Sleeping Beauty」のMV製作を画策します。
「夜明け前の歌」を公開してから最初の土曜に思い立ち、すぐにAkinoに連絡をして、その翌日には那覇市内の某公園でロケを行いました。思い立ったが吉日ってやつです。
しかも二人だけでは撮影できない(カメラを回す人がいない)ということで、これまた当日の朝に、K.K.が親しくしているギタリストTAKE4氏に頼みこんでカメラマンをやってもらいました。
カメラといってもスマホです。笑
そうです、「Sleeping Beauty」のMVは全てスマホで撮影しているのです。
K.K.が7年くらいつかっているiphone8です。笑
猛暑の中、なんだかんだでロケは40分ほどで終了。
その後K.K.はギャラと称してTAKE4氏を飲みに連れていったのでした。
撮影のエピソードとしては、Akinoが歩いている姿を横から追っているシーンがあって、Akinoの顔が光を放っているように見えますが、あれはあまりにも日差しが強くて映像が白飛びしているのです。
それをモノクロに変換したことで、現実離れした雰囲気に仕上がりました。
そのロケから約1週間後に続きを撮りました。
今度はスタジオリハーサルの合間にスタジオの照明を暗くして撮ったのが、サビでAkinoが暗がりで歌っているシーンです。
これも5分かかってないので、総撮影時間45分。笑
K.K.はこれまでプロにMVを作ってもらったことが6〜7回ありますが、どの撮影も丸一日か二日ほどかかっていました。
あれに比べるとアホみたいに短い手抜き撮影です。笑
同時に、なぜプロがあそこまで撮りに時間をかけるのかよくわかりました。
自分たちの撮った素材を編集しながらプロとの差を痛感しました。
画角とかピントとか動きが全然違いますね。
でも、TAKE4氏の名誉のために書くと、彼はカメラは全くの素人なのです。しかも撮影当日の朝にいきなり指名されて無理やり連れて行かれたのです。
TAKE4さん、本当にありがとう!!
ということで、思いつくままに行動するK.K.と前日に突然撮影を提案されたAkinoと当日無理やりカメラマンをやらされたTAKE4氏の3者の「たまたまその日全員暇だった」という奇跡が生んだMVとなりました。
仕上がりはご覧のとおり手作り感満載ですが、メンバー一同非常に気に入っております。
今回2本のMVを作ってみて、改めて思ったことは「まずは自分たちでできることは自分たちで!」です。
コロナ禍で音楽活動が全くできなかった時期が、我々を強くしてくれたと思います。やれる時に、やれることを、自分たちで。
そうでないと、あっという間に時間が過ぎ去ってしまう。
レコーディングもそうです。
レコード会社と契約を結んでから、とか資金がたくさん貯まってから、とか言わずに自分たちで作る。
ということでA&Wは今年もあと数回のレコーディングを予定していて、それに伴うMV製作も頑張るつもりです。動画編集も多少はスキルアップすることでしょう。笑
ここをご覧の皆様と一緒にA&Wの音楽を多角的に楽しんでいけるようにアイデアと知恵と技術を絞っていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ではまた!